製品事例

射出型 誤操作による金型破損の修理対応事例

岐阜工場  更新日時:2026年7月24日

■破損の状態について

お客様より、油圧作動のスライドコアが開ききる前にエジェクターの押し出し手動操作をしてしまい、
金型が破損してしまった旨のご連絡をいただきました。
金型を引取りさせていただき、破損状態の確認させていただいた所、
戻りきっていないスライドコア入子にエジェクターピンが突き刺さり
細いエジェクターピンは破断、太いエジェクターピンは座屈、ルーズコアは変形しておりました。
また、押し出しの力によりスライドコアのベース入子も変形しておりました。

早急に修正メニューを検討させていただき、お客様へお見積り承認の上修正を進めさせて頂きました。

↑エジェクターピンが戻りきっていないスライドコア入子に干渉し破断、座屈

↑力のかかった方向にエジェクターピン穴も潰れ、楕円形状、膨らみ発生、スライド入子が押され、スライドベースのインローが変形

金型修正対応メニュー

・エジェクターピン新品に組替え
・ルーズコア新作 組替え 
・ピン穴楕円潰れ箇所、レーザー溶接にて口元溶接後、正規穴加工、意匠面の膨らみミガキ除去
・スライドベースの入子インロー変形は現物修正ではなく新作をご提案
・ピンが激突したスライド入子は幸いにも変形量が少なかった為、レーザ溶接+機械加工+手仕上げにて復元
・修正部品再組付け後、型合わせ、スライド当たり仕上げ調整、摺動チェック

今回対応した金型は過去弊社で製作した金型であった為、型図面データが揃っており
部品や金型設計に費やす時間は最小限で済みました 

修正後の部位写真

新作エジェクタピン組替え実施
ピン穴の口元楕円、膨らみもレーザ溶接で綺麗に除去成功
穴側の楕円が治りきっていないとピンと穴との境目にスキマが出来、
バリ発生の要因になります。

スライドベースは新作させて頂いた為、安心して使用いただけます。

エジェクタピンが直接衝突したスライド入子側
もうどこに打痕があったか分からないレベルまで復元成功しております。

入子自体の歪も許容範囲内(三次元測定機にてモデル比較測定済)

岐阜工場 レーザー溶接機のご紹介

・大小さまざまなサイズ、アルミ、銅、鋼材問わず溶接対応が可能です。
保有設備:ALM250(ALPHA LASER) 平均出力250W 最大パルス9000W パルスエネルギー90J

レーザ溶接機
作業風景

弊社では金型設計・製作サービスを提供しています

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