【Ra20nmを実現】研磨加工による鏡面加工
鏡面加工とは
鏡面加工とは、加工品の表面を鏡面のように仕上げる加工方法のことです。
見た目の美しさを出すためにも鏡面加工が用いられますが、表面の研磨加工により素材の凹凸をなくし平滑性を出すためにも用いられます。
当社では、研磨加工による鏡面加工・鏡面仕上げを行っており、プロジェクターランプの反射板やレンズに使用される部品の鏡面加工の実績があります。
Ra20nmを実現する、研磨による鏡面加工について
機械加工では通常Rz3.2程度が限界です。加工面の向きによってはもっとあげることもできますが、ボールで削り出すような自由曲面ではこのくらいが目安になります。
これ以上になりますと、研磨・研削の世界になってきます。
弊社では自由曲面であっても、特別な工具を使用することによって、Ra0.1まで機械加工で仕上げることができます。
Ra0.1より先は機械ではなかなか出せない領域です。
弊社では熟練技術者の手により、Ra20nm以下の面粗度も可能にしています。
Ra20nmの精度を出そうと思うと、形状に問題が発生しますが、当社の熟練の技術者による研磨加工を行うと形状を崩すことなく加工することができます。
また、ボールエンドミルの中心部は切れない(回転半径が0に近づいていくため)ことはご存知と思います。それによって、形状がどれくらい変化しているかご存知でしょうか。
硬度HRc55の材料に凹面球体を加工した時、工具はCBNを使用していましたが、約15μのプロファイルの違いがありました。
加工条件により異なりますが、このような形状チェックまで恒温室の環境下にある測定器で行っております。
保有している測定器
・表面粗さ検査機
輪郭形状測定機 コントレーサ CV-2100シリーズ
・3次元測定機
CNC三次元測定機 CRYSTA-Apex V700シリーズ
鏡面加工サンプルの紹介
材 質:STAVAX
面粗度:Ra0.06(60nm)
鏡面加工も扶桑精工にお任せください!
金型くん!メンテ・改造ラボを運営します扶桑精工では、鏡面加工を手掛けた実績が多数あります。お客様が求める表面粗さに合わせて、熟練の技術者による鏡面加工を実施いたします。磨きだけでも一定の表面粗さを出すことができますので、ぜひ一度ご相談ください。