技術提案事例

親子スライド導入で、複雑なアンダー処理にを実現

課題について

製品に複雑なアンダーの形状があり、製品が成立しない可能性があるとご相談いただきました。
製品形状についての変更ができないため、金型構造で対応をご要望でした。

当社の提案

通常のスライドコアは、製品外側のアンダーを一方向からしか処理できません。ですが、条件さえ整えば、スライドの中にスライドを設ける親子スライドを用いて、別の方向に対して抜くことでアンダー処理が可能となります。

添付図は親スライド方向に抜きたい形状の一部にアンダーが有る場合に、子スライドを設けることでアンダーを処理する構造です。
スライドバックにタイミング(時間差)を付けることにより、子スライドが製品から抜けきった後に親スライドをバックさせることで製品との干渉無く形状を抜くことが出来ます。

画像:親子スライド説明
画像:親子スライド説明