技術提案事例

開発リードタイムの短縮を支援。小ロット試作成形サービスを提供

お客様の課題:小ロットの試作成形に対応できるところが少なく、開発スケジュールが長くなる

新製品開発プロセスにおいて、設計した部品が実際の製造プロセスに適合するかどうかを検証するための、小ロットでのテスト成形を希望していました。しかし、多くの成形会社は大量生産を前提としており、小ロットの試作成形に対応できるところが少なく、開発スケジュールに遅延が生じるリスクを抱えていました。

技術的背景:試作成形の重要性と課題

ブロー成形

製品開発において、金型製作前の試作成形は極めて重要な工程です。3Dプリンターなどによる形状確認だけでは、実際の成形材料を使用した場合の収縮率、反り、ウェルドラインの位置、ヒケの発生具合といった、量産時に発生しうる問題を予測することは困難です。量産金型と同じ材料・プロセスで試作成形を行うことで、これらの潜在的な問題を早期に発見し、金型設計にフィードバックすることができます。

これにより、量産金型の製作後に大規模な修正が発生するリスクを回避し、開発全体のリードタイム短縮とコスト削減に繋がります。しかし、量産用の大型成形機で小ロットの試作を行うことは効率が悪く、多くの企業が対応に消極的であるのが実情です。

扶桑精工の提案:社内設備を活用した柔軟なテスト成形対応

扶桑精工は、社内に保有する多様な射出成形機を活用し、お客様のニーズに合わせた小ロットのテスト成形サービスを提案しました。金型メーカーとしての強みを活かし、単に成形品を提供するだけでなく、成形プロセス中に金型や成形条件に関する技術的なフィードバックも行います。扶桑精工の経験豊富な技術者が、お客様の製品仕様や使用樹脂に合わせて最適な成形条件を設定し、高品質な試作品を製作。これにより、お客様は自社の生産ラインを稼働させることなく、製品の量産性評価や機能検証を効率的に進めることが可能となりました

お客様は開発中の製品に関する貴重なデータを早期に得ることができ、量産に向けた課題を洗い出すことができました。これにより、量産金型の設計精度が向上し、手戻りのないスムーズな製品開発が実現しました。

扶桑精工は、金型の設計・製作から、試作成形、そして量産まで、製品開発のあらゆるフェーズでお客様をサポートするトータルソリューションパートナーです。