コラム

リン酸洗浄の基礎知識

水路洗浄に使用している洗浄液について

こちらのページでは水路洗浄の際に使用する洗浄液に関する基礎知識を掲載します。
化学式小難しい

弊社の酸性洗浄液の主成分はリン酸です。
リン酸は水溶液中で電離し3個の水素イオンを放出します。

3PO4 → 3H+ + PO4 3-

一方、赤錆はFe2O3 の化学式で表されます。
リン酸の水素イオンが赤錆の酸素と結びついて,下記の様な反応を起こします。

2H3PO4 + Fe23 → 6H+ + 2PO4 3- + Fe23
→ 3H2O + 2FePO4  リン酸第Ⅱ鉄
あるいは、
→ Fe3(PO4)2・・・ リン酸第Ⅰ鉄

リン酸第Ⅰ鉄・第Ⅱ鉄共に難溶性で、電気化学的に絶縁体。
腐食環境でも極めて安定しています。
一次防錆力を持つと同時に、結晶構造が二次防錆塗膜の下地として好適な性質を持ちます。
色合いはバラ色(第Ⅱ鉄)暗緑青色(第Ⅰ鉄)となります。

通常の酸性洗浄液
地金も溶かします

弊社洗浄液
保護成分が酸性液よりも強く
地金に取り付きます

酸性液は,錆びた部分だけでなく、正常な地金も溶かす作用があります。
弊社の洗浄液は,錆を溶かした後、地金を保護する成分を配合していますので、
最小限の除去量に留めることができます。

腐食が綺麗になくなると同時に、FCの様な酸に弱い材質でも溶解を最小限にします。