製品事例
他社製射出成形金型の、形状破損部位の修復対応工事
更新日時:2025年12月5日
■製品突合せ形状部の破損を復元対応しました。
修正前後の写真
・修正前の状態
→赤四角部にあったはずのツノ形状がモゲてしまい、
製品形状不良が発生

・洗浄後の状態
→新規入子化にて形状復元を実施
元々の製品が成形できるようになりました

長年使用されていた射出成型機用金型にて、成形品の穴形状をつかさどる金型突合せ部位が疲労により破損してしまった金型のリペア対応を実施させて頂きました。当金型の製作メーカ様は廃業されており、弊社に修理のお声がけを頂きました。幸いにも製品モデルと、2Dの型図データがお客様の手元にあり、支給して頂けたため、弊社金型設計にて形状を重ね合わせ、最小限の現物型測で元々ついていたであろう金型形状を「新規入子化」にて復元することができました。 図面やデータがない場合でも、3Dスキャンや加工機上での測定、三次元測定機での測定等駆使し加工に必要なモデルを設計することはできますが、元のデータがある場合は、その点を省略でき、比較的はやく復元対応させることが出来ました。
扶桑精工では廃業されてしまった他社様の金型であっても持てる技術を駆使し、金型メンテナンス、修復対応実施することが可能です。 お困りの金型がございましたら、お気軽にお声がけ頂けると幸いです。
修復までの流れ
・金型設計にて、頂いた図面データから修復部位の入子化モデルを作成
・主型の入子穴掘り込み加工と、新規入子製作
・新規入子を金型に組み込み、ダイスポッターにて突合せの確認調整実施
・金型修復完了
主型の掘り込み

新作入子作成


復元完了
弊社では金型設計・製作サービスを提供しています
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