製品事例
図面のない古い金型のリバース製作対応事例

事例詳細
30年前の農機具用燃料タンク製品用ブロー金型の一部を形状変更し、新たな金型を起こしたいというご要望を頂きました。
既存の金型図面はもちろん、製品図面も2D図面しか残っておらず、当時の仕様書も残っておらず樹脂収縮率も何も情報がない状態でした。
近年の金型加工機では3Dモデルから加工用データを作成し、削り出しをするのが一般的であり、
金型を製作するには3Dモデルを製作する必要があります。 また、金型を製作する際には使用する成形材料(樹脂)の収縮率を加味し、金型意匠面を構築する必要があります。
下記のSTEPを踏み、金型のリバース対応をさせて頂きました。
① 既存の古い金型をお客様よりお借りし、意匠面の3Dスキャンと金型構造、構成部品の測定スケッチ実施
② 意匠面のスキャンデータを反転し簡易的な製品モデルを作成
③ 簡易製品モデルと2D製品図の寸法を比較し、既存金型に加味されていた収縮率を算出
④ ご要望の形状を製品モデルに反映し、お客様承認を頂く。
⑤ 構成部品スケッチを元に新しい製品データで金型設計実施
⑥ 金型概略図面完成時、お客様承認の元、金型製作開始
⑦ 要望を反映した製品形状の新型完成
金型設計から、金型加工、型仕上げまで一連の対応が取れる扶桑精工では、
このような「古い金型」の復元、新形状反映の対応が可能です。
図面がなくお困りの金型、金型部品がございましたら、
図面の作成だけでも対応は可能です。
お気軽にご相談いただけると幸いです。
ソリューション
https://plastic-mold-solutions.com/solution/#reverse
扶桑精工 コーポレートサイト
https://www.fuso-seiko.co.jp/
